夏だ!カヌー体験教室!!/埼玉県幸手市
7月30日(日)幸手市立幸手中学校のプールで行われたカヌー体験教室を取材しました。
カヌー体験教室では、カヌー乗艇体験と水辺で安全に楽しむために必要な知識を学ぶことができます。
水辺の安全教室
カヌーに乗る前に、ライフジャケットについて学びます。
自分の身の安全を考えて、海や川などの水辺で遊ぶ時には必ずライフジャケットを着用するようにしましょう。
「水が苦手な子いるかなー?」と聞くと、数名が手を挙げてくれました。
水辺で安全に遊ぶには、自分の泳力をよく知っておくことも大切です。
ライフジャケットの着用方法を学びます
ライフジャケットは自分の命を守る大切なもの。
自分の体に合ったものを選びましょう。
ライフジャケットにはチャックやベルトが付いています。
緊急事態に脱げてしまうことのないよう、正しく着用しましょう。
ライフジャケットで浮遊体験
子ども達は、自分のサイズにあったライフジャケットを選び着用しました。
それでは、浮力体験をしてましょう。
通称「イカ泳ぎ」をしてみます。
水が苦手と言っていた子も「すーいすい🎵」上手に浮くことができました。
水面で友達が溺れている!!あなたは何をする??
万が一、溺れている人を発見した時、自分が飛び込んで助けに行ってはいけません。
大人でも、溺れている子どもを救助するのは難しいことです。
消防や周囲の大人に助けを求めるなど、焦らずに対応しましょう。
身近なもので、要救助者を助ける方法を学びます。
「ペットボトル編」
「空のペットボトル」と「中身の入っているペットボトル」どちらを使うのが正しいでしょうか?
正解は、「中身の入っているペットボトル」です。
プールに投げ入れて検証してみます。
空のペットボトルは、投げたい方向にうまく飛んでいきませんでした。
次に、中身の入っているペットボトルを投げてみます。
満タンに入っていると重いので、少しだけ水の入った状態にします。
きちんと要救助者に届きました。
子ども達も挑戦します!
コツは上から野球のボールのように投げるのではなく、下からふんわりアーチを描くように投げることです。
ペットボトルを狙い通りの場所に飛ばすのは意外と難しいようで、何度も投げて挑戦していました。
万が一、要救助者になってしまったら・・。
要救助者は、ラッコのように仰向けになり、胸元にペットボトルを抱えた状態にして救助を待ちます。
両手を挙げて「助けてー」と叫ぶと、体(顔)が水中に沈んでしまうので注意です。まずは落ち着いて、仰向けになり、ゆっくり息をして「水面に浮いて」救助を待ちましょう。
「スローバック編」
スローバックはロープを使用して救出するものです。
船の中や水辺の施設に設置されています。バックにロープが詰め込まれているような形状です。
バックごと投げ入れますが、全部投げ込んではいけません。
手持ち部分のロープをしっかりと自分の方に残しておいて、要救助者がバックを掴んだことを確認したら、ロープを引き寄せます。
楽しいカヌー体験!
いざ、カヌーに乗艇です!
パドルの持ち方、パドリング方法、乗艇方法、転覆(沈)した時の方法などを学びます。
万が一転覆した時の対処法を学び、コツさえ掴んでおけば、怖い思いをすることもありません。焦らず対処法を実践して脱出すればいいのです。
指導員に補助してもらい、初めてのカヌーに乗艇しました。
始めは、少しぎこちなかったパドリングにもすぐに慣れて「すーいすい」自分の行きたい方向へ行けるようになると、プール一面に子供たちの笑顔が弾けます。
楽しい笑い声が響きました。
楽しい自由時間
ライフジャケットを着て泳ぐと安心だけど思うように進まない。
救助に向かう時には、ニッパーボードでレスキューです!
プールの監視員さんの足元にあることが多いニッパーボード。
どのように使ったら早く進むかな?
手で水をかいてみたり、バタ足をしてみたり、挑戦しました。
バランスの良い子は、ボードの上に座ったり、立ったりする事もできちゃいます。
全員が夢中になってボードを乗りこなす方法を試行錯誤します。
「すーごい」「楽しーい」と明るい歓声が飛び交っていました。
あれー??
そういえば「水が苦手」って言ってた子はどこいったー??
では、また。