梅雨を彩るあじさい/埼玉県幸手市
桜で有名な権現堂堤ですが、四季折々の花が楽しめる「花の名所」でもあります。
6月を華やかに彩るのは、カラフルな「あじさい」です。
四季の花が楽しめる権現堂堤にしよう
桜まつり期間中は非常に多くのお客様にお越しいただき賑わう堤ですが、桜の季節がすぎると、「急に寂しくなってしまう」と言われていた時期もありました。
そこで、保存会の皆さんが、桜以外の季節にも、堤を楽しんでいただこうと、他の花も植えることにしたのが、四季の花を楽しめる「花の名所」権現堂堤の始まりです。
「あじさいの名所」権現堂堤
現在は、桜、菜の花、あじさい、向日葵、曼珠沙華、水仙と、季節の花が咲き誇ることが知られています。
約10,000株のあじさいが満開を迎えると「あじさいの名所」と呼ぶにふさわしい景色になります。
県営権現堂公園(4号公園)の第一駐車場で皆様をお迎えする、白いあじさいアナベルは満開になると、一面白い花畑となりまさに圧巻。
まだ、ご覧になったことがない方はぜひお越しになってください。
写真では、なかなか伝わらない迫力があります。
権現堂堤のあじさいの魅力
あじさいは雨の日・晴れの日、朝・夕、どんな天候や時間でも写真映えするので、様々な雰囲気を楽しめる魅力的な花です。
そして、品種も豊富で、花の咲き方がそれぞれに違うのも見所です。
自分の好きな色、好きな形のあじさいを探して散策すると、ついつい夢中になって、時間を忘れてしまいます。
四季の花々を守り支えている存在
ここまであじさいを増やしていくのには、保存会の人たちの努力があります。
会員の多くが花の知識がなく、手入れの仕方、剪定、さし木の方法等、本を買って勉強をすることから始めたそうです。
一度自宅でさし木をし2年程育て立派になったら堤に戻す。これを、繰り返すことで現在の株数まで増やしています。
当たり前のようにあじさいが権現堂に鮮やかに咲き誇るのは、この会員の努力と、地域のみなさんの理解や協力があってのことです。
四季を彩る素敵な花々は、地域の人の手で大切に受け継がれ守られているのですね。
では、また。